QLED対OLED | なぜOLEDが常に勝つのか (Bravia 9対A95L)

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QLED vs OLED | Why OLED Always Wins (Bravia 9 vs A95L)
We’re diving into the ultimate QLED vs OLED showdown: the Sony Bravia 9 versus the Sony A95L. These two top-tier TVs rep...

おおきに、なんやここに2台の最高クラスのテレビが同時に並んでるやないですか。上にあるんがソニーのブラビア9で、今までに作られた中で最も先進的なミニLED QLEDテレビやねん。下にあるんがソニーのA95Lで、私を含む多くの人が今日最高のOLEDテレビやと考えてるやつや。
今めっちゃアイデアが湧いてきたさかい、全部ここでやっちゃいましょ。
みなさん、おかえりやす。カレブ・デニソンです。何年もこの動画を作りたいと思ってたんです。複数のトピックを扱い、たくさんの質問に答えて、みなさんにお尻を笑い飛ばしてもらえるような超特大動画をな。「お尻」って言いたかっただけやけどな。
この動画にはダジャレもあるかもしれへんで。ダメなお父さんのジョークやなくて、ダメなダジャレやからな。まあええわ、これはミニLED対OLEDの話やし、最高のQLED対最高のOLEDの話でもあるんや。ミニLEDのLCDが絶対にOLEDに追いつかれへん部分と、OLEDが絶対にミニLEDのLCDに追いつかれへん部分についても話すで。
つまり、今日の最先端テレビ技術について知りたいんやったら、なんで単一の「最高のテレビ」なんてもんがないのか、なんで完璧なテレビってのはこれまでもこれからも存在せえへんのかを知りたいんやったら、この動画はあんたにぴったりやで。
私の人生15年近くがこの瞬間のために費やされてきたんやから、失敗したらあかんで。「いいね」押して、コメント欄に「クォンタム失敗」って書いてな、内心私が失敗することを期待してる人おるやろ。
せやけど、このオタク会議を始めましょか。
もしあんたがめっちゃ頭ええ人で、発光型ディスプレイと透過型ディスプレイの違いをもう知ってるんやったら、ちょっと先に飛ばしてもええで。私の気持ちを傷つけへんから。でも、コメント欄やフォーラムで嘘やデマを広めてるところを見つけたらあかんで。そんなんあかんで。
時間コードのリンクは説明欄にあるさかい、飛ばしたい人はそっから飛んでな。残りの人、「透過型」とか「発光型」って言うた時にちょっと置いてかれたかもしれんけど、心配せんでええで。この2つの言葉はもう1回だけ使うって約束するわ。そんで使うときは、あんたが本当の天才やって感じるはずや。
テレビの画面って、基本的に大きな技術のサンドイッチみたいなもんやねん。LCDテレビの画面は3段重ねのクラブサンドイッチみたいなもんや。層がたくさんあるけど、めっちゃパワフルで美味しい一撃を与えてくれるんや。OLEDテレビはティーサンドイッチみたいなもんや。構造はシンプルで薄いけど、めっちゃ美味しくて、もっと食べたくなるような感じやな。まったく、お腹すいてる時にこんな動画撮るべきやなかったわ。
まあええわ、LCDテレビは言うたように層がたくさんあるんや。拡散板、偏光板、カラーフィルター、最近やったらクォンタムドット層もあるな。他にもいっぱいあるけど、今注目したいのはバックライト層やねん。このテレビの奥の方に、基本的にLEDライトのストリップがたくさんあるんや。
この超先進的なテレビ、ブラビア9の場合は、それらはミニLEDやねん。つまり、めっちゃ小さなライトがたくさんあるってことや。これらの光るライトストリップから出た光は、拡散板を通って広がって、それから偏光板を通って光波がコントロールされて、そんでカラーフィルターを通るんや。
最後に、その色付けされた光がLCD、つまり液晶層を通過するか、ほとんどブロックされるかするんや。LCDのことを窓のシェードみたいに考えてな。開いてるか閉まってるかのどっちかや。ここで言いたいのは、光が後ろから始まって、洗車場みたいなプロセスを通って、そんで部屋に向かって目に飛び込んでくるってことやねん。
これを「透過型」って呼ぶんや。光が元の場所から発せられて、プロセスを通って、そんで目に届くからな。
OLEDテレビは層がめっちゃ少ないんや。だからめっちゃ薄いんやけど、層が少ない理由はバックライトがないからなんや。拡散板も、偏光板も(少なくとも深い部分には)、カラーフィルターもないんや。その代わりに、電気を流すと光る有機物質が入った小さなセルがあるんや。個々の小さなピクセル自体が光を作り出すんや。だからこれらを「発光型」ディスプレイって呼ぶんやな。
この技術的な違い、つまり一方のテレビがバックライトとLCD層を使ってて、もう一方は自分で光を作り出すピクセルを持ってるってことが、全てを変えるんや。
人間の目は、他のどんな視覚要素よりもコントラスト、つまり明るさと暗さの差をよく感じ取るんや。だから、色よりもコントラストの方が、テレビを見て「わお!」って言わせるには大事なんや。OLEDテレビは、技術的な性質上、コントラストがめっちゃ優れてるんや。その理由は、光を作り出すOLED化合物から電気を取り除くと、完全に暗く、真っ黒になるからや。そして、真っ黒から始まると、無限のコントラストの舞台が整うんや。あとは、スペクトルのもう一方でどれだけ明るくできるかってだけの問題やな。
コントラストがどれだけ大事かってことは、すぐに分かってもらえると思うけど、まずはLCDテレビ、ここにあるブラビア9のような優れたテレビでさえ、OLEDが自然にやってのけることを実現するために、めちゃくちゃな技を繰り出さなあかんって説明せなあかんな。
LCDテクノロジーの問題は、液晶が光を遮るのにあんまり効果的やないってことなんや。この液晶の窓シェードが閉まってても、ほとんどの光は遮るけど、ちょっとは漏れてしまうんや。これが最初のLCDテレビの黒レベルがめっちゃ悪かった理由やねん。なんか乳白色のグレーみたいに見えたやろ?バックライトが常にオンやったから、テレビから暗いものを出す唯一の方法は、液晶に光を遮ってもらうことやったんや。でも、今説明したように、それはあんまり得意やないんや。
そこでテレビメーカーは頭を使わなあかんかったんや。LCD セルが光を遮るのが得意やないんやったら、黒に近づける最良の方法は、そもそもLCDセルの後ろに光がないようにすることやな。そうして、ローカルディミングが生まれたんや。アイデアとしては、LCDの後ろのLEDをオフにして、より良い黒を得るってことや。
問題は、このアプローチが「ブルーミング」と「ハロー」って呼ばれる新しい問題を作り出してしまったことやな。画像の暗い部分の後ろにある光をオフにして、めっちゃええ感じの黒を出せるんやけど、この明るいオブジェクトの後ろの光はまだオンにしとかなあかんのや。そして、LCDセルが全ての光を遮れへんってことは分かってるから、明るいオブジェクトに近づけば近づくほど、光が漏れてるのが見えてくるんや。
その課題の解決策は、もっと多くのLEDを使って、それらをもっと多くのゾーンに分けて調光することやった。より正確なバックライトを得て、ハローとブルーミングを少なくすることができたんや。でも、このバックライトをもっと正確にする機会はまだあったんや。そこでミニLEDが登場したんやな。
めっちゃ小さなLEDライトを密集させて使うことで、画面のもっと小さな領域を照らす、より正確なバックライトの制御ができるようになったんや。そして、この膨大な数のミニLEDを同じく膨大な数の調光できるゾーンに分けると、さらに正確なバックライトができて、ハローとブルーミングは、正直もう見つけるのが難しいくらい小さくなったんや。
ミニLEDはもうすでにめっちゃすごかったんやけど、ソニーはさらに一歩進んで、ミニLEDを完全にオンかオフだけやなくて、12段階の明るさにできるようにしたんや。これで、バックライトのさらに正確な制御ができて、ミニLEDバックライトのテレビで今まで見たことがないくらい少ないブルーミングとハローを実現したんや。
せやから、こんなに正確なバックライトで、ほとんどハローやブルーミングが見えへんようになったら、このミニLEDテレビはOLEDテレビと同じくらいのコントラストを持つんちゃうかって思うかもしれへんな。実際、みんなそれを期待して「OLED殺し」なんて言葉が飛び交い始めたんや。
でも、このミニLEDテレビとこのOLEDテレビを比べると、OLEDの方がまだコントラストが良いってのがはっきり分かるんや。でも、どうしてそうなるんやろ?この画面のこの部分はもう真っ黒やろ?そして、この黒い背景の上のこのオブジェクトの周りにはほとんど光るものがないやろ?うん、それは大きなレベルでは確かにそうや。この大きな明るいオブジェクトとこの大きな黒い領域の間のコントラストは極端に高いんや。
でも、残ってる違い、つまりこのOLEDの方がこのミニLEDのLCDテレビよりもコントラストが高く見える理由は、ミクロなレベルに隠れてるんや。それを見せるには、顕微鏡を使って、何が起こってるのかをめっちゃ拡大して見る必要があるんや。
我々が求めてるコントラストは、こんなところに隠れてるんや。ここに木のグループがあって、緑の葉っぱが見えるけど、葉っぱの間の空間は暗いやろ。この写真も同じや。秋色の葉っぱがたくさんあるけど、葉っぱの間を見ると、たくさんの暗い領域があるんや。
OLEDテレビでは、これらのピクセルを拡大してみると、一部のピクセルがめっちゃ暗いか、完全にオフになってるのが分かるんや。でも、LCDテレビの同じ場所に移ると、ここの同じ場所で、明るい領域の隣の暗い領域が、ピクセルレベルでずっと低いコントラストになってるのが分かるんや。そして皆さん、これはオフになってるLCDセルから光が漏れるのを止める方法がないからなんや。
1つのピクセルを明るくして、その隣のピクセルを完全に暗くする唯一の方法は、個々のピクセルを制御できる場合だけなんや。だから、このミニLEDテレビのこの小さな領域のコントラストは、OLEDテレビの同じ領域のコントラストほど良くなれへんのや。
さて、ズームアウトすると、目がこの画像の1つの小さな部分に集中するなんてほとんどばかげてるように思えるかもしれへんな。そやけど、目はそんなことせえへんからな。でも、マクロレベルでのミクロレベルのコントラストのことを考えると、この画面全体の何十万、もしかしたら何百万もの領域で、ピクセル間のコントラストがより良いってことに気づくんや。そして、それらの小さなミクロコントラストのポイントが全部合わさると、目で十分に感じ取れるものになるってことが分かり始めるんや。
そして皆さん、これがOLEDがコントラストでLCDに常に勝つ理由なんや。LCDテクノロジーはこの限界を絶対に克服できへんのや。物理的に不可能なんや。もし可能やったら、もう実現してるはずやねん。唯一の方法は、LCD画面の全てのピクセルの後ろの光を制御することやけど、それはできへんのや。
ディスプレイオタクの人やったら、デュアルセルってのがあるって知ってるかもしれへんな。それがどんな技術かは別の動画で説明してるけど、デュアルセルはめっちゃ高価で、消費者レベルではうまく機能せえへんのや。デュアルセル技術はLCDテレビをめっちゃ暗くしてしまうから、ほとんどの消費者にとってはそのトレードオフが割に合わへんのや。今日では、デュアルセルはめっちゃ高価なプロ向けディスプレイでしか見かけへんな。
せやから、もしOLEDがコントラストの王様やったら、なんで全てのテレビがOLEDテレビやないんやろ?主に2つの理由があるんや。1つは、OLEDテレビの方が製造コストが高くて、結果的に買う値段も高くなるってことや。でも、もう1つの理由も同じくらい大事なんや。OLEDテレビはLCDテレビほど明るくなりにくいんや。
真っ黒がより印象的なコントラストを生み出すのは確かやけど、高い明るさにも言えることがあるんや。
今日の最先端のOLEDテレビ、ついでに言うとこれらは最も高価なOLEDテレビでもあるんやけど、小さな領域ではLCDテレビと同じくらいの明るさのパンチを提供できるくらい明るくなれるんや。これはその例やな。マッドマックスのこのシーンの4,000ニットの炎は、このA95L OLEDでもブラビア9ミニLEDでも同じくらい明るいんや。
しかし、画面全体が明るくなる必要がある場合、そこでOLEDテレビは苦戦し始めるんや。そして、明るい周囲光の中でテレビを見てる時は、良いコントラストを感じるためにテレビがかなり明るくなる必要があるんや。
その理由は、部屋が明るければ明るいほど、目の虹彩が閉じて、全体的な光の量を減らすからやと思うんや。そうせんと目がくらんでしまうからな。だから、明るい部屋のテレビは、周囲の光よりもさらに明るくなる必要があるんや。そこで、全画面の明るさパワーが役立つんや。だからLCDテレビがこういう明るい部屋の状況でまだ好まれてるんやな。
確かに、LG G4のようなOLEDテレビは明るい部屋でも十分明るくなれるけど、同じくらい明るいLCDテレビと比べてめっちゃ高いから、ほとんどの人にとっては意味がないんや。
ここでもう1つ考えなあかんことがあるんや。議論のために、OLEDテレビが全画面レベルでミニLEDテレビと同じくらい明るくなれるとしよう。そして、製造の breakthrough(ブレイクスルー)でOLEDテレビがもっと安くなって、LCDテレビと同じくらいの値段になったとしよう。そしたら、OLEDテレビがLCDの必要性を完全になくすんやろか?
いや、そうはならへんのや。なぜなら、OLEDテレビにはもう1つ弱点があるからや。OLEDの「O」やねん。「O」は有機(オーガニック)の意味や。そして、有機物について分かってるのは、無機物よりも半減期が短いってことや。つまり、分解しやすいんや。そして、OLEDテレビでのその分解は焼き付きとして現れるんや。
焼き付きはここ数年でかなり軽減されてきたけど、視聴習慣によってはまだリスクがあるんや。そして、そういう状況がある限り、OLEDがLCDベースのテレビの必要性をなくすことは絶対にできへんのや。
マイクロLEDってもう1つの技術があるんや。聞いたことあるかもしれへんけど、明るさ、純粋な黒、コントラスト、色の面で両方の良いところを持ってるんや。でも、マイクロLEDの問題は、普通のサイズのテレビに収まるくらい小さなピクセルを作るのが難しいってことなんや。
まあ、作られてはいるんやけど、どうも製造プロセスがめっちゃ高くつくみたいやねん。だから、今のところマイクロLEDはOLEDもLCDも殺すことはできへんのや。
コメント欄でボロクソに言われんようにもう1つ言っとかなあかんのは、広視野角のことや。これも、買える最高のテレビの中では、OLEDとLCDの差が確実に縮まってきてる分野やねん。今では、視野角が良いLCDテレビもあるし、極端な角度から見ると少し色合いが変わるOLEDもあるんや。
それでも、最も安いOLEDテレビでさえ、その性質上、同じ価格のLCDベースのテレビよりも斜めから見た時の画質が良くなるんや。
さて、これで分かったように、どちらの技術にもトレードオフがあるんや。それぞれの技術の最高の例でさえ、絶対になくならない限界があるんや。そやから、他の画質要素に注目したくなるんやけど、テレビには画質以外にもめっちゃ大事なことがあるんや。
例えば、ここにあるブラビア9は、A95Lのめっちゃ良いオーディオシステムを一部の面で上回るくらいのめっちゃええ音響システムを持ってるんや。ブラビア9には充電式のリモコンがついてるけど、A95Lにはそれがないんや。これらは小さなことに思えるかもしれへんけど、両方とも画質がめっちゃ良くて、どっちに傾くか決められへん時は、こういう小さなことが違いを生むんや。
これで、なんで完璧なディスプレイが存在せえへんのか分かってもらえたと思うわ。完璧なテレビは存在せえへんのや。めっちゃ近づいてるか?もちろんや。でも、まだそこまでは行ってへんのや。
だから今のところ、挑戦はあんたにとってどんなテレビが適切かを見つけることや。考えなあかんことがいくつかあって、みんなのニーズは違うんや。だから私はレビュー動画で特定のことに注目するんや。みんなが自分の使い方を理解して、それに最適なテレビを見つける手伝いをしようとしてるんや。みんなに合う最高のテレビなんてもんはないからな。
そして、テレビの画質にはコントラスト以外にもいろいろあるんや。色の正確さ、高い明るさ、色の飽和度、アップスケーリング、モーション処理なんかやな。でも、これらの画質要素を考える時に、1つのテレビと他のテレビの違いが分かる人ばっかりやないんや。でも、コントラストは誰にでも響くもんなんや。
場合によっては、特定の視覚障害を持つ人にとって特にそうかもしれへんな。
さて、この動画の最後まで見てくれたみなさん、おめでとうございます!これで、テレビがどう動いてるか、なんでそんな見え方をするのか、なんでそんな値段がするのかについて、この世界の他の98〜99%の人よりも詳しくなったんや。
その知識が、新しいテレビを買う冒険に出る時、あるいはもっと良いのは、友達や家族のテレビ購入を手伝う時に、あんたのスーパーパワーになることを願ってるで。
みなさん、見てくれてありがとう!この動画が役に立ったと思ったら、いいねボタンを押して教えてくれへんか?こんな内容をもっと見たい人は、チャンネル登録してな。次の動画でまた会いましょう。そして、それまでの間に、あんたが気に入りそうな他の2つの動画があるから、見てみてな。

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