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ウチらフォルクスワーゲンの労働者が、ドイツの大手企業の一つで次々とストライキ起こしてもうてんねん。欧州理事会の議長と欧州委員会が、アラワとのセタ自由貿易協定の批准に向けて関係強化について話し合うてる最中やのに、ドイツとアメリカの貿易摩擦が、長年西側世界で一番平和で調和的やと思われてた関係にまで深刻な影響与えてもうてんねん。
今回は大西洋の向こう側のもう一つの経済大国、カナダも巻き込まれてもうた。5年前やったら考えられへんかった状況が今、目の前にあんねん。アメリカに入ってくる鉄鋼全部に25%の関税かけられんねん。欧州の強国ドイツと北米の強国カナダが、アメリカの鉄鋼、アルミニウム、自動車への関税に対して共同行動を検討してんねん。その間、欧州連合はこの問題の中心で「この件に関する権限は私にあんねん」言うてんねん。
友好国同士、同盟国同士が言うてる国々が、なんでこんな激しい貿易対立に陥ってもうたんやろ。それに、ドイツがカナダと協力する可能性が出てきたことで、なんで欧州連合の中でも眉をひそめる声が出てきてんのやろ。
最初から順番に見ていこか。ご存知の通り、ハワードは商務長官として素晴らしい仕事してんねんけど、全ては「アメリカの産業を守らなあかん」というスローガンの下、ドナルド・トランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムに関税かけたところから始まったんや。全ての貿易協定を反アメリカ的やと見なして、自国の鉄鋼・アルミニウム生産者を復活させるためのもんやと主張したんやけど、その結果はアメリカの親密なパートナー、特にカナダと欧州連合にとってショックやったんや。
これらの金属は自動車、建設、機械、防衛など幅広い産業で重要なんや。ドイツは欧州最大の鉄鋼生産国の一つで、カナダは何十年もの間アメリカの鉄鋼とアルミニウムの最大の供給国やってん。関税が発効すると、両国は不当な税金やと非難したんやけど、トランプはそれで止まらへんかってん。
「欧州からの自動車に追加で25%の関税もかけられる」言うてきよったんや。そこでドイツの最大の懸念が表面化してん。だって自動車産業はドイツ経済の中心やからな。BMW、メルセデス、フォルクスワーゲンは毎年何十万台もアメリカ市場に輸出してんねん。25%もの高い関税がかかったら、これらの車の価格は大幅に上がって、販売は減って、ドイツで何千人もの人が失業する可能性があんねん。
そやから、ベルリンは「こんなことは許されへん」思い始めてん。貿易政策はブリュッセルの権限の下、欧州連合の枠組みの中で管理されてんねん。つまり、ドイツがアメリカの関税に報復しようと思うたら、普通は欧州委員会の決定を待たなあかんのや。委員会はすでに鉄鋼とアルミニウムに対する対抗関税リストを準備してて、農産物やウイスキーなどの一部のアメリカ製品に追加関税をかけることで均衡を図ろうとしてたんや。
でも、ドイツ経済省はもう「欧州連合の長い手続きだけに頼ってられへん。必要なら国としての独自の対策も取れる」言うてきよったんや。「アメリカが我々の車に25%の関税かけてきたら、すぐに欧州連合と一緒に報復するで」言うてん。その公表されたリストには、アメリカの輸出を揺るがすような製品がようけ含まれてたんや。
この時点で、ドイツの一方的な発言に対して欧州連合内で「またドイツは自分の道を探してんのか」みたいな意見が出てきたんやけど、ベルリンは「違う、欧州連合を弱めてるんやなくて、むしろ強化してんねん。ただ、うちの産業はめっちゃ敏感やから、守るために早く動かなあかんかもしれへん」言うて自分を守ってん。
欧州委員会の広報官らは「確かにドイツは少し早すぎるけど、問題の深刻さは分かる」言うて事態を落ち着かせようとしてん。実際、関税で一番打撃を受けたのはカナダやってん。アメリカと巨大な貿易量を持つカナダは、長年ワシントンの最大の鉄鋼・アルミニウム輸出供給国やってんけど、トランプの関税でオタワは大きな不快感を示してん。
ジャスティン・トルドー首相は「アメリカは不公平や。我々も報復するで」言うてん。以前は、アメリカの国内政治で影響力のあるロビー団体にダメージを与えるような的確な報復関税を計画してたんやけど、トランプが別の枠組みでカナダを説得できると思てた一方で、カナダ側は「この戦いを一人でやらんとこ」言い始めてん。
そこで、ドイツとカナダが共同でアメリカに対する税の報復を検討する可能性が出てきたんや。両国とも同じ問題抱えてるからな。アメリカ市場は大きいけど、関税で製品が高くなってまう。一緒に立ち向かったら、ワシントンはより簡単に引き下がらざるを得んようになるかもしれへん。結局のところ、アメリカはドイツ・EU連合とカナダの両方と同時に対峙せなあかんことになんねんから。
もちろん貿易戦争はアメリカの輸出業者にもダメージ与えんねん。ドイツが欧州連合委員会の代わりにカナダとの直接的な合意についての考えを示したことは、ブリュッセルで少し驚きを引き起こしてん。貿易政策はすでに共通分野やのに、ベルリンは「うちの利害が関係してんねん。欧州連合の意思決定は時々遅いから、カナダと別個の交渉や調整もできんねん。結局のところ、我々はすでにCAの下でパートナーやし、問題ないやろ。カナダとも連絡取ってるし」言うてん。
ドイツのイニシアチブは追加的な貢献になる可能性があるて委員会はコメントしてん。結局、欧州連合の統一は危機に瀕してへんけど、「ドイツはまた貿易戦略で自国の利益を優先してもうた」言う声もあんねん。
トランプ政権は通常、各同盟国と個別に交渉して、弱点を見つけて押し付けるアプローチを取ってんねん。つまり、欧州を全体として見るんやなく、ドイツをフランスから、イタリアをスペインから切り離して交渉したいんや。カナダもNAFTAかUSMCAの枠組みの中でテーブルに着かせてんねん。
でも予想外の要素は、ドイツとカナダが同じ不当な扱いを受けてると気付いて、「一緒に行動しよか」言い始めたことや。これはトランプの小分けにする戦術を複雑にしてもうてんねん。ワシントンの欧州、カナダ、中国との貿易摩擦が続くと、国内企業と消費者がどこまで負担に耐えられるか分からへん。そやから、ホワイトハウスは「こんなに多くの前線で戦うのは難しい」言うて引き下がれるんやろか。それが問題やねん。
ドイツ経済の最も重要な要素が自動車産業やってことは間違いないんや。メルセデス、BMW、フォルクスワーゲンといったブランドが毎年何十万台もアメリカ市場に輸出してんねん。トランプが25%の自動車税を実施したら、ドイツ車の価格は数千ドル上がってまう。これは販売の落ち込みを意味して、ドイツの自動車産業に大きな損失をもたらすことになんねん。この産業は国の雇用、輸出収入、R&Dインフラの背骨なんや。
一方、カナダはアメリカ市場に自動車部品産業や部品、原材料供給で統合されてんねん。そこにも大きなリスクがあんねん。両側とも「この問題を軽く考えたら、高い代償を払うことになる」言うて行動起こしてんねん。
欧州連合委員会は関税と国際貿易協定に関して統一された立場を確保したいと考えてんねん。一方、ドイツはアメリカに明確なメッセージを送るために、より具体的に素早くカナダと話し合いたいんや。これは欧州連合で少し混乱を引き起こしてんねんけど、ブロッキングはないんや。カナダと欧州連合はすでにCAのような包括的な貿易協定を持ってんねん。
ベルリンはこの協定に伴う協力を利用して、アメリカに対する同期した報復のアイデアを出してきてん。例えば、同時の税率引き上げやな。この計画は、アメリカがカナダと欧州連合からの同時報復に直面したら、国内政治的に大きなプレッシャーを受けることになるって議論に基づいてんねん。
大胆やと呼ばれてる理由は、ドイツが普段の外交的な丁寧さを超えて、かなり明確な言葉を使うてるからや。「アメリカが深刻な措置を取るなら、我々も遠慮せえへん」特にドイツ経済省とドイツ産業連盟は「経済を守らなあかん。そうせんと何万人もの雇用が危機に瀕する」って意見やねん。
トランプ大統領は「ドイツはそんな力の誇示をすべきやない。我々は同盟国や」言うて、もしかしたら「北大西洋条約機構に十分なお金使うてへんのに、今度は我々の貿易に障壁作ろうとしてる」言うて非難してくるかもしれへん。国家安全保障を口実に、通商省を通じてドイツとカナダに対してさらなる調査を開始して、より多くの製品に関税をかける可能性もあんねん。これはさらに外交を複雑にする可能性があんねん。
結論として、各側が「ちょっと立ち止まって考えて、中間的な合意を見つけよう」言うか、実際に貿易戦争が勃発するかもしれへん。貿易戦争では誰もが負けんねん。経済学者らは、アメリカは巨大な国内市場という利点を持ってるけど、輸出を失うことを恐れてる企業もあると繰り返し言うてんねん。
カナダとドイツもアメリカ市場を失いたくないんや。そやから、最も可能性の高い道筋は中間的なシナリオやねん。つまり、アメリカが自動車への関税を引き下げるか延期して、欧州とカナダが報復を中止するってことや。この妥協は一時的なもので、おそらく2025年のアメリカ選挙後までやけど、少なくとも大きな危機は避けられるやろ。
もう一つの可能性は、長引く外交交渉やねん。ドイツとカナダは「脅しはするけど、実施を急がへん」言うて時間を稼ぐことができるかもしれへん。「トランプが再選されへんかったら、次の大統領と交渉のテーブルに着く」言う声もあんねん。目はアメリカの国内政治に向けられてんねん。つまり、アメリカの選挙の雰囲気の中で貿易政策がどのような形を取るのか不明確やねん。
これは単なる関税の問題やないんや。大西洋を越えた関係の新しい力学も明らかにしてんねん。特にドイツは最初からトランプの政策に懐疑的やったっていう事実で状況はより複雑になってんねん。カナダは友好国としてアメリカに忠実やけど、関税には失望してんねん。外交的なソフトパワーの時代は、保護主義的で厳しい交渉方法に取って代わられてもうてんねん。
さらに、ロシア・ウクライナ戦争の影で、エネルギーと防衛に関する大西洋を越えた連携が揺らいでんねん。ドイツは「国家安全保障は北大西洋条約機構に基づくけど、貿易問題では黙ってへん」って路線にシフトしてんねん。カナダは「同盟国やけど、不公平な税金には屈せえへん」言うてんねん。
要するに、ドイツとカナダのアメリカの関税に対する共同行動の模索は、世界貿易地図における新しい力関係を示してんねん。アメリカは依然として最大の市場やけど、ドイツやカナダのような輸出志向の経済は、激しい保護主義に対して団結した反撃を計画してんねん。これは欧州連合にとって驚きかもしれへんけど、実際、欧州連合も同様の懸念でアメリカに報復する準備をしてんねん。
欧州連合を分断してカナダを単独交渉に追い込むっていうトランプの戦術は、ドイツとカナダの連帯のせいで思い通りにいかんかもしれへん。どのシナリオが実現するかは分からへん。もしかしたらワシントンは最後の最後で妥協点を見つけるかもしれへんし、全面的な貿易戦争が勃発するかもしれへん。
みんなの共通の願いは、この対立が爆発せずに妥協で解決されることやねん。そうせんと、経済的な混乱と政治的な緊張が高まる可能性があんねん。2025年のアメリカ選挙がこの問題の解決を先送りにする可能性もあるって主張する人もおんねん。
要するに、かつては国際貿易の中で最も安定した部分やと考えられてた大西洋を越えた絆が、誰も予想してへんかった方法で試されてんねん。
ドイツとカナダのこんな明確な抑止は現実的なんやろか、それとも外交的な脅しなんやろか。これだけの抵抗に直面して、アメリカは取引を試みるんやろか、それとも「私のやり方でやる」言うんやろか。この潜在的な貿易戦争でどっちが負けて、誰が勝つんやろか。コメント欄で皆さんの考えを教えてくださいな。
ご視聴ありがとうございます。チャンネル登録して、通知をオンにして、動画にいいねしてくれたら、応援になんねん。貿易の世界では友達の間でも大きな驚きが起こり得るみたいやな。ドイツ、欧州連合、カナダ、アメリカの間のこの緊張が、賢明な妥協で終わることを願うてんねん。そうせんと、貿易戦争の波が欧州と北米の経済の両方に影響を与える可能性があんねん。新しい展開に注目してくださいな。さようなら。
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