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ほな、今日ブリュッセルで行われてた防衛相会議で見たもんは、ジョン・ヒーリー国防大臣とエストニアの同僚の間で署名された合意やねん。イギリスから派遣されてる前線戦闘群、もうしばらく展開してるんやけど、その背後にある残りの旅団が、脅威が顕在化した場合に前線に展開できるよう、様々な準備レベルで待機することになったんや。
マーケットリー、元イギリス陸軍参謀総長のダネット卿、こんにちは。
ダネット卿: ごきげんよう。また一緒にお話しできて嬉しいですわ。
お迎えできて光栄ですわ、リチャード。まず最初に、ヤヒヤ・シヌワル、ハマスの指導者の死亡、殺害が確認されるのを待ってる間に、この重大な瞬間についてどう思われますか?
ダネット卿: もしほんまやったら、正直あんたもわてもまだ確かなことは言えへんけど、証拠が積み重なってきてるみたいやね。発見された遺体がヤヒヤ・シヌワルのもんやったら、これは実に重大な意味を持つわ。
その人物がハマスの事実上の指導者やってことは分かっとる。もちろん、10月7日以降特にハマスがイスラエルとの戦いを主導してきたわけやからな。ハマスもヒズボラも、イスラエル国家の根絶を誓った目標を持ってるってことを忘れたらあかんで。
だから、ネタニヤフ首相の下でイスラエルとIDF(イスラエル国防軍)が特に、ハマスとヒズボラの両方の指導部、装備、能力、戦闘員を根絶やしにしようと決意してるのは驚くべきことやないんや。もしシヌワルやったら、確かに重要な意味があるわ。
そやな、最終確認を待つ必要があるわな。例えば、わてが話してる時点でスカイニュースはイスラエルがシヌワルの死亡の可能性をペンタゴンに通知したって報じとるし。もう一度言うけど、最終確認がない限り、その瞬間が来たら、イスラエルの指導部やほかの人からも聞けると思うで。でも、今のところ可能性がめっちゃ高そうやな。
ところでダネット卿、イスラエルの情報収集能力やターゲティング能力がめっちゃ高度になってきたって広く知られるようになってきたけど、モサドや軍事情報部門なんかの能力はどうなん?
ダネット卿: そうやな、あんたの言う通りや。この作戦が続くにつれて、あらゆる情報源からの情報が増えてきたんや。もちろん、10月7日以前の情報の失敗とは対照的やけどな。
多くの人々、イスラエルの人も含めて、何が起こるか予想できへんかったことにめっちゃ驚いたんや。10月7日の朝に起こったことをな。でもそれとは対照的に、今の情報はもっと正確で、焦点が絞られてきたんや。
南レバノンやガザで重要な指導者たちが標的にされ、殺害されてるのを見てきたやろ。もちろん、イスラエルがハマスとヒズボラからの自国の安全保障への脅威を取り除くという目標を達成しようと思うなら、こういった指導者たちだけでなく、戦闘員や能力、装備も狙わなあかんのや。
特にヒズボラの場合は、イスラエル全土を脅かす可能性のある大量のロケットやミサイルも狙わなあかんしな。
わかった。じゃあ、その件についてはさらなる進展を待つことにしよう。
ほんで、ブリュッセルで今日起こってることについて、あんたの意見を聞きたいんやけど。イギリス陸軍の旅団がエストニアとロシアの国境に展開する可能性があるって高度な警戒態勢に入ったってニュースがあったんやけど、これについてどう思う?
すでにイギリス軍がそういう展開のために警戒態勢に入ってるって話やけど、これはどれくらい重要なことなん?
ダネット卿: そうやな、かなり長い間、わいらイギリスはNATOの合意と、ある程度の二国間協定の結果として、エストニアやポーランドに前方展開してきたんや。これはNATOの全体的な姿勢の一部で、プーチンのロシアによるさらなる侵略を抑止するためのもんやったんや。
今日ブリュッセルで行われてる国防相会議で見たんは、ジョン・ヒーリー国防大臣とエストニアの同僚との間で署名された合意やね。イギリスからの前方展開戦闘群、すでにしばらく展開してるんやけど、その背後にある残りの旅団が、脅威が顕在化した場合に前方に展開できるよう、様々な準備レベルで待機することになったんや。
はっきり言うとな、みんなが同じ言葉で理解できるようにせなあかんな。戦闘群は500から600人、まあ700か800人くらいやろか。残りの旅団群は5,000人くらいになるかもしれん。おそらく追加で2つくらいの戦闘群に、砲兵隊や攻撃航空部隊、攻撃ヘリコプター、その他の軍事能力が支援するんやろな。
現時点では、その前方展開をしてるわけやないんやけど、ジョン・ヒーリーが示して、エストニアと合意したんは、エストニア国境での脅威が増大した場合、その前方展開してる戦闘群の背後に旅団の残りの部隊がおるってことや。
わてもそう遠くない過去にエストニアに行ってきて、めっちゃ心配してるエストニア人やラトビア人、リトアニア人、ポーランド人、スウェーデン人、そのほかの人たちにたくさん会ってきたんや。みんなロシアからの潜在的な侵略にめっちゃ懸念を抱いてるんや。
これはNATOの抑止力の一部やし、前方展開してる戦闘群の背後に旅団の残りがおるっていう計画の合理的な表明やね。これは全体的な抑止力に大きな貢献をするもんやで。
そうやな。それに加えて、ミサイル防衛についてNATOのパートナー間でより緊密な調整が行われるって報告もあったな。特に最近の中東の状況を見ると、これは理にかなってるように思えるけど。
ダネット卿: あんたの言う通りや。NATOがもしなんかの組織やったら、そしてこれまでなんかの組織やったとしたら、それは個々の加盟国の軍事能力を調整し統合するための手段やったんや。
ある意味、今日発表されたのは、長年存在してきた既存の合意の再確認であり、再焦点化であり、いわば鋭くしたもんやね。でも、あんたが示唆してるように、そしてどんな分析家も同意すると思うけど、ロシアからの潜在的な侵略に対して抑止力として向き合ってる西側の軍事国家が、地上活動、ミサイル防衛活動、対空防衛活動、そういったあらゆる分野でできるだけ良く調整されてるってのは、めっちゃ理にかなってるんや。
調整や統合の度合いが高ければ高いほど、軍事的にはより理にかなうし、可能性も高まるんや。
ほんで、こういう会話をすると、懸念が浮き彫りになるんやろな。あんたもダネット卿、イギリスの軍事力の状態について懸念を表明してきた人の一人やったやん。何年もかけて「空洞化」されてきたって表現されてきたけど。
ダネット卿: ジョン、あんたの言う通りや。これはもちろんコインの裏側の話やけどな。エストニアに戦闘群を置いて、その背後に旅団の残りを控えさせるのはええけど、そのさらに後ろに何があるんかって問わなあかんのや。
そこが、わいらの軍事能力の総量が人々の懸念を引き起こすところなんや。陸軍の規模はちょうど7万人くらいで推移してて、7万人を下回る可能性もあるんや。主力戦車の数も昔に比べたらほんのわずかしかない。
これは戦略的防衛見直しの背後にある考え方全体に関わる問題やし、財務省への挑戦でもあり、政府への挑戦でもあるんや。イギリスの防衛にどれだけの資金を投入する準備があるんかって緊急の問題やね。
ほんま、財務大臣はこの問題やけど、他にもたくさんの問題と格闘してるんやろな。ダネット卿、ありがとうございました。こちらはタイムズラジオです。
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