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最近、ペプチドがすごく流行っとるんです。アンチエイジングや回復、治癒に奇跡的な効果があるって言われとるんですけどね。その中でも特に有名なんが、関節の治癒効果があるとされるBPC157なんです。
この夏、マッスルアップの準備運動が足らんかったせいで、左肘に軽い腱炎ができてしもてね。それ以来、肘の回復期間中は10回以上の懸垂ができへんようになってしもたんです。去年の29歳の誕生日には、お祝いで29回の懸垂をしたんですけど、今年30歳の誕生日には30回やりたかったのに、肘の痛みでできひんかったんです。
そういうわけで、治癒を早めるためにBPC157を飲み始めたんです。この動画では、2ヶ月間BPC157を服用した結果と、BPC157に関する研究についてお話しさせていただきます。
まず、BPC157って何なんか、そして安全なんかということですけど、BPC157は15個のアミノ酸からなる断片なんです。これは自然界にはない物質で、胃の中にある体保護化合物というタンパク質から作られたもんです。研究によると、BPC157は腱や靭帯、筋肉、さらには骨などの様々な組織の治癒に有望な効果があるとされとります。
作用の仕組みとしては、BPC157は一酸化窒素を促進して血流を改善し、成長ホルモンを上方制御して回復を促進し、さらにコラーゲンの合成も増やすんです。だから関節にええんですね。
ただし、注意していただきたいんですが、BPC157の研究は全てマウスか試験管内で行われたもので、現時点では人間での臨床試験の結果は公表されてへんのです。けど、何百何千という人がネット上でBPC157の体験を共有しとって、怪我の回復に効果があったって言うてはります。
BPC157は注射せなあかんって聞いたことあるかもしれませんが、確かにそれが一番一般的な投与方法なんです。でも、錠剤や蒸留水での経口摂取、皮膚パッチ、クリームなど、他の方法でも良い治癒効果が報告されとるんです。つまり、注射せんでもBPC157は摂取できるんです。
2023年に米国FDAは、BPC157を含む特定のペプチドの販売を調剤薬局に禁止しましたが、経口薬やチンキ剤は禁止されへんかったんです。BPC157は胃の酸性環境でも分解されにくいから、数少ない経口投与可能なペプチドの一つなんです。
私はBioprime Supplementsという会社の液状安定型BPC157を使いました。第三者機関の検査で98%以上の純度があることが確認されとって、光から化合物を守る特殊なバイオレットグラスボトルに入っとるんです。
現在のところ臨床試験がないので、最適な投与量や頻度は分かってへんのですが、動物実験では1日あたり一人200マイクログラム、または体重1キロあたり3.33マイクログラムが推奨されとります。私の場合やと1日260マイクログラム、つまり0.26ミリリットルになります。
偶然にもBioprimeの経口BPC157の1回分がちょうどその量なんです。1本に5ミリグラムのBPC157が入っとって、8〜9滴で250マイクログラムになります。私は朝一番に空腹で8〜9滴摂取して、夜も寝る前に同じ量を摂ることもありました。
2ヶ月間BPC157を服用した結果、肘の状態は改善したんでしょうか?軽い肘の腱炎は回復して、怪我した後にできへんかった重いものを持ち上げることもできるようになりました。
約8年前にも同じような左肘の軽い腱炎があったんですが、今回の方が回復が早かったように感じます。前回の怪我の方が今回より深刻やったんですけど、BPC157のおかげかどうかは言えませんが、今回の方が懸垂に早く戻れました。前回は何ヶ月も懸垂ができへんかったんです。
30回の懸垂ができたかどうかは動画の最後にお話ししますが、まずはBPC157の主な研究と、どんな用途があるのかについてお話しさせていただきます。
まず腱の治癒についてですが、私がBPC157を飲み始めた一番の理由がこれです。腱や靭帯は筋肉より治りにくくて、回復に時間がかかります。血管が少なくて血流が悪いから、成長因子や栄養が十分に届かへんのです。BPC157には血管新生効果があって、腱への血流を促進し、コラーゲン断片の機能も制御すると考えられとります。
げっ歯類での研究では、BPC157が腱の怪我からの回復と治癒を改善することが示されとります。さらに興味深いことに、回復した腱の機能性が高まって、腱が切れるまでより大きな負荷に耐えられるようになったんです。
2006年の研究では、ラットのアキレス腱を骨から切り離した後、BPC157が腱と骨の治癒を促進することも分かりました。コントロール群では隙間が埋まらへんかったのに、ステロイドがあっても効果があったんです。
BPC157は骨格筋の治癒も促進します。2006年のラットの研究では、切断された大腿四頭筋の機能を回復させました。自然な治癒過程では怪我を補えへんかったのに、72日後にはBPC157で治療した筋肉の破断荷重がコントロール群より高くなって、より強くて重い負荷に耐えられるようになったんです。
この研究が正しければ、BPC157は怪我を治すだけやなく、骨格筋も強くするってことになります。これは筋肥大の仕組みと同じで、機械的な張力によって筋肉が成長して強くなるんです。もちろんBPC157がそんな効果があるかどうかは完全には分かってへんけど、理論的には怪我を治すだけやなく、超回復も起こすかもしれません。
怪我以外にも、BPC157はラットの皮膚の傷の治癒を促進し、出血や血小板の安定化を抑制して、血栓を解消することも分かっとります。私は皮膚の問題やニキビはないので実際どうかは言えませんが、多くの人が皮膚の状態も改善したって言うてはります。
BPC157には抗炎症作用もあって、肝臓の病変、脳の病変、腸と脳の機能、中枢神経系の障害を改善するようです。2019年の研究では、科学者たちがラットに脊髄損傷を起こして、一部には体重1キロあたり200マイクログラムか2マイクログラムのBPC157を投与し、他には生理食塩水を投与しました。
グラフを見ると分かるように、白い菱形で示された生理食塩水を投与されたコントロール群は回復せずに脊髄損傷が残ったんですが、黒い四角と三角で示されたどちらのBPC157群も回復しました。
BPC157は胃腸の治癒も促進して、これが腸と脳の軸や機能の回復にも効果があるかもしれません。これは腸と脳の両方にええことやと思います。
先ほどBPC157の臨床試験はないって言いましたが、2002年と2003年に潰瘍性大腸炎の患者さんを対象にした臨床試験が2つBPC157の文献に引用されとります。ただ、これらの試験についてネット上で詳しい情報が見つからへんので、完了したんかどうかは分かりません。
実際問題として、人間でのBPC157のデータは見つかってへんのが残念です。臨床試験でも人間でも同じような効果があるんか知りたいところです。この2つの臨床試験は腸の健康と治癒に関する潰瘍性大腸炎を対象にしたもんやったんですが、私自身は腸の健康状態が完璧やったので、腸の健康面での改善は感じませんでした。
食べ物や自己免疫、炎症の問題もないので、個人的な経験からは腸の健康への効果は言えません。個人的な経験から言えるのは、腱の治癒への効果だけです。それは実際に感じました。
結論として、BPC157には腱の治癒、筋肉の治癒、皮膚の健康、傷の治癒、腸の健康、脳の機能に効果があることを示す多くの動物実験があります。残念ながら、現時点ではBPC157の臨床試験がないので、人間でもこれらの治癒効果があるとは確実には言えません。
でも、先ほど言うたように、多くの人がネット上でBPC157で怪我が回復したって言うてはるし、私も2ヶ月間BPC157を飲んで腱炎の回復が早まったように感じました。以前より早く不快感なく重いものを持ち上げられるようになったからです。
最後の質問、30回の懸垂ができるようになったんかということですが、答えはイエスです。以前のように30回の懸垂ができるようになりました。
以上です。この動画を見ていただきありがとうございます。長生きと健康に関する今後の動画もよろしくお願いします。私はSEです。最適化して、力をつけていきましょう。
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