ロボットがやってくる! どれくらい早く? どれくらいの数? どんな影響が?

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ほな、みんなの要望に応えて、これから来るロボット工学の波について話していくで。今まであんまり話してへんかったんやけど、商業的なハイプがそこまで盛り上がってへんかってんな。でも、ユニ・ツリーのデモとか、ボストン・アトラス2のデモ、それにフィギュア2のデモの後やったら、もうそろそろロボット工学の波について話すべき時期やと思うわ。
せやから、今言うたように、いくつかのデモンストレーションがあってん。主な競合はユニ・ツリー、フィギュア、テスラ、ボストン・ダイナミクスや。もちろん、他にもIBMとかアマゾン、トヨタ、ホンダなんかも似たようなロボットの開発に取り組んでるけど、統合の面ではこの4社ほど進んでへんみたいやな。
で、大まかな事実と数字やけど、最初はこれらのロボットの価格が20万ドル以上やってん。でも最近のモデルやと8万ドルくらいまで下がってきてる。そして、多くの会社が目指してるのが、11万ドルくらいの人型ロボットやな。
これらは単に動けるだけのロボットやのうてな。デモ見たらわかるけど、かなり高度な敏捷性と器用さを持ってるんや。多くの場合、人間の敏捷性や器用さを上回ってるくらいや。まあ、全てのケースでそうってわけやないし、今すぐにエンジンをバラバラにして車を直したり家を建てたりできるわけやないけど、まだ商業的に利用可能になってへんのに、もうこれだけのレベルに達してるっちゅうことは、これはまだ始まりに過ぎへんってことやな。ここからもっと良くなっていくんやで。
ほな、次のマイルストーンとか、法的・経済的な懸念について話していこか。まず第一に、総保有コストやな。これ、めっちゃ重要な概念やねん。テクノロジー業界というか、ビジネス全般で使われる概念やけど、製品を所有したりサービスを利用したりするのにかかる総コストのことやな。
例えば、車の場合、購入価格だけやなくて、保険料、燃料費、メンテナンス費用、その他の付随する費用も含めて総保有コストになるわけや。ロボットの場合も同じで、最初の価格に加えて、使うエネルギー、メンテナンスやアップキープの費用、それにソフトウェアアップデートのためのサブスクリプションサービスが必要になるかもしれへん。
まあ、正直なところ、今見てる世論調査によると、人々はロボットを買うだけで、サブスクリプションは要らんって考えてるみたいやな。ガーミンっちゅう会社があるけど、そこはまさにそういう理由でサブスクリプションをやってへんねん。デバイスの値段は高いけど、品質も高いし、サブスクリプションの心配もないわけや。だから、このロボットの総保有コストは、最初の購入価格と充電にかかるコストだけになるわけや。これは、サブスクリプションサービスモデルとはかなり違うビジネスモデルやな。
ただ、これらの数字の多くは、まだ広く採用されてへんから、ある程度の推測になるんや。なので、ちょっと割り引いて聞いてほしいんやけど、これらのロボットのメンテナンス費用は、年間1000ドルから1万ドルくらいの間になると推定されてるんや。もちろん、ロボットの使用目的によって大きく変わってくるやろうな。
例えば、倉庫ロボットや配送ロボットで、毎日何十マイルも歩くようなやつは、メンテナンス費用が高くなるやろう。一方で、家事の手伝いとか、洗濯物を畳んだり料理したりするような柔らかい仕事をするロボットなら、そこまでかからへんやろうな。
それに、用途によってロボットのタイプも幅広く分布すると思うわ。例えば、重量のある産業用のロボットもあれば、エンターテイメント用の小型ロボットもあるやろうし。まあ、まだ実際に導入されてへんから、正確な数字はわからへんのやけどな。
ほんで、仕事の役割について話そか。これが皆さんが一番気になってる核心的な質問やと思うわ。人工知能が仕事に与える影響について話すことはできるけど、ロボットの影響は根本的に違うもんになるやろうな。人工知能に駆動されてるとしてもな。
これらを別のクラスと考えてもええかもしれへん。ハードウェアのスタックがあるからな。あなたや私と同じ物理的な空間で操作できる機械を作るっちゅうのは、純粋にデジタルな人工知能とはまた違う制約と可能性があるわけや。
インターネット経由でAPIを通じてアクセスできるAGIがあるとしても、人間と同じことができる(あるいはそれ以上の)ロボットとはまた違うもんやからな。
まず最初に影響を受けるのは、低スキルの仕事やろうな。もう倉庫作業なんかではロボットが使われ始めてるし、イーロンも言うてたけど、テスラのギガファクトリーではもうオプティマスが導入されてるらしいわ。だから、倉庫作業員とか、ドック作業員、用務員、清掃員なんかの仕事は、このロボットにとってはかなり最適やと思うわ。
もうルンバみたいなのはあるわけやし、それをもっと大きくして、もっと賢くして、もっと多くのツールを使えるようにしたもんを想像してみてな。
医療分野も面白い可能性があるな。日本なんか、ずっと人口問題と高齢化の問題があって、看護ロボットの使用では実は俺らよりもずっと先を行ってるんや。今は主に薬の配達をするだけやけど、それがもっと賢くなって、患者さんと会話したり、話し相手になったりできるようになったらどうやろう。
実は数年前に、誰かにインタビューしようと思ってた人がおってな。その人は初期の言語モデルを使って、もっとインタラクティブなスマートデバイスを会話用に作ろうとしてたんや。目的の一つが、特別なケアが必要な人や高齢者の話し相手になることやってん。
テストの一つは、介護施設にいる高齢者にデジタルの話し相手を与えるっちゅうもんやった。他のケースでは、自閉症の子供たちのためにも使われてた。自閉症の子供たちは、人間よりも機械と会話する方が楽やからな。
これらは、必ずしも全身サイズの人型ロボットじゃなくても、半分サイズとかホビットサイズの人型ロボットでも十分かもしれへんな。特に重いものを持ち上げるんやなくて、子供の話し相手や高齢者の話し相手になるだけやったらな。
商業用や産業用はちょっと難しくなるかもしれへんな。これらのロボットはもっと頑丈である必要があるから、より高価になるやろうし、高価な材料を扱ったり、リスクの高い環境で働いたりする場合は、OSHAも何か言うてくるやろうからな。規制の障壁についてはちょっと後で話すわ。
規制の障壁について話す前に、責任の問題についても触れておかなあかんな。多くの人が「ロボットが俺のトラック運転手や溶接工、大工、電気技師、配管工の仕事を奪うことはないやろ」って言うてるけど、少なくとも近い将来はそう言える理由があるんや。
その理由の一つが、これらの仕事には特別な資格が必要やってことや。人間じゃないと資格が取れへんのや。だから、この問題にどうアプローチすればええのか、先例もないし、法的な判断基準もないんや。
まあ、俺は法律の専門家やないから、完全に間違ってるかもしれへんけど、高リスクの仕事を人間の代わりに機械にさせるための規制の枠組みがもう存在してるかもしれへん。でも、特に人間の建設作業員をロボットの建設作業員に1対1で置き換えるような場合、俺はそういう枠組みがあるって聞いたことがないな。
その場合の責任がどうなるのか、資格がどうなるのか、俺にはさっぱりわからへん。電気工事をする場合、人間が二重チェックする必要があるんかもしれへんな。わからへんけど。
ただ、一つ言えるのは、これらの機械はコスト効率が非常に高くなる可能性が高いから、企業からは「これらを使えるような枠組みを作ってくれ」っちゅう強い圧力がかかるやろうな。
建設作業員や工場のオーナーが、みんなそう言うてるのが想像できるわ。イーロン・マスクなんかは、おそらくこの件のロビイストの一人になるやろうな。だって自分でロボットを作ってるんやから、自分の内部リソースを最大限に活用したいはずやからな。
だから、これらのロボットが商業的に準備できたら、おそらくある程度の進展があるんやないかなって思うわ。でも、労働組合や他のロビイストたちは必死になって反対するやろうし、特に医者や弁護士なんかの高度な専門サービスは、ロボットを無期限に禁止する法律を通すのに成功するんやないかな。
それって、俺らの経済的な未来にとってはめちゃくちゃ悪いことやと思うわ。特に、ロボットの医者やロボットの弁護士の方が人間よりも優秀になる可能性もあるからな。まあ、どうなるかは見てみないとわからへんけどな。
ほんで、生活がどうなるんかって気になってる人もおるやろ。正直、スター・ウォーズに出てくるドロイドがどこにでもおるような感じになるんやないかな。特に拡張ユニバースの本やビデオゲームに出てくるやつやな。
それが10年後か20年後、もしかしたらもっと早く実現するかもしれへん。家事から配達、専門職のアシスタントまで、ありとあらゆるところでロボットが活躍することになるやろうな。
例えば、家事ロボットがおって、名前がボビーやとしよう。「ボビー、俺出かけるわ。子供を迎えに行ってる間に夕飯作っといてくれへんか」って言うたら、ボビーが「もちろんですよ、デイブ」みたいな感じでな。
配達ロボットが郵便配達員やアマゾンの配達員に取って代わるかもしれへんし、医者や弁護士なんかの専門職が残るとしても、ロボットのアシスタントが仕事を手伝うことになるやろうな。
CEOが人間の秘書の代わりに、一日中ついて回るロボットの秘書を持つようになるのも、すぐに実現するんやないかな。
まあ、医者や外科医、解体技術者なんかの高リスクな仕事は、人間に代わるのにもうちょっと時間がかかるかもしれへんな。でも、人命が危険にさらされるような高リスクな環境やったら、人間を危険から遠ざける道義的な義務があるわけやし。
それに、経済的な圧力もあるからな。これらのロボットの価格が下がって、能力が上がっていくにつれて、競争力を維持するために人間の労働力をロボットに置き換えたいっていう需要がどんどん増えていくやろうな。
そういえば、みんなが一番気になってるのは、これがいつ起こるんかってことやろ。正直、これに対する明確なモデルはないんやけど、一番近いのは自動車の普及とスマートフォンの普及やな。
フォードのモデルTが導入されてから、ほとんどの馬を置き換えるまでに約17年かかったんや。一方で、スマートフォンがプロダクト・マーケット・フィットを達成したと言えるiPhoneの導入は2007年で、2015年には大多数のアメリカ人がスマートフォンを使うようになってた。つまり、採用サイクルは8年やったわけや。
規模の経済のおかげで、似たような採用曲線を見ることになるかもしれへんな。ただ、ロボットはスマートフォンよりもかなり高価やから、ちょっと遅い採用になるかもしれへん。
自動車の例で言うと、最初は1家族に1台やったのが、時間とともに2台持ちの家族が増えていったみたいな感じやな。自動車の相対的なコストがインフレに追いついてへんっていうのもあるけど、それはまた別の話や。
ポイントは、自動車が導入された当初は高すぎて、金持ちしか1台も持てへんかったのが、今では1つの家に複数台あるくらい豊富になってるってことや。典型的な郊外の家庭やと、10代以上の家族全員が車を持ってるくらいやからな。
でも、俺らが本当に注目すべきなのは、プロダクト・マーケット・フィットや。今でさえこれだけ競争が激しいから、俺は1、2年以内にロボットのプロダクト・マーケット・フィットが見つかると思うわ。2025年か遅くとも2026年末までには見つかるはずや。
ただ、プロダクト・マーケット・フィットが見つかったからって、すぐに超安くなるわけやないで。コストと能力のトレードオフやからな。でも、基盤となるAIが改良されていく一方で、ハードウェアは安くなっていくから、どうなるかはわからへんな。
それと、法定職業っちゅうのもあるんや。これは法律で人間がやらなあかんって決められてる仕事のことや。弁護士、政治家、裁判官、医者なんかがそうやな。今の法律が作られた時には、人間以外の存在がこれらの仕事をできるなんて想定されてへんかったからな。
だから、こういう仕事にロボットを採用するのは、かなり遅れる可能性が高いわ。ただ、これは文化によってもかなり違うんや。例えば、中国や日本は、日常生活にロボットを統合することにもっと前向きやな。これは部分的には彼らの技術的な精神性によるもんやし、彼らが作る小説の影響もあるんやろうな。
日本なんか、たぶん50年代くらいから、ロボットのアニメを作ってきたんやないかな。だから、少なくとも50年、もしかしたら60年くらいロボットの物語に触れてきて、ロボットに対してもっと快適に感じてるんやろうな。
一方で、アメリカ人はロボットが俺らの空間に入ってくることに対して、ちょっと気持ち悪がる傾向があるわ。でも同時に、ロボットを性的に扱ったりファンタジーの対象にしたりもするんや。「ウエストワールド」見てみ。だから、人間がどこに落ち着くかはわからへんな。
それに、俺のオーディエンスに対して行ったアンケートを思い出したけど、60%の人がもうロボットに欲情してるって結果が出てたわ。だから、もしかしたら俺が間違ってて、アメリカもロボットをすごい速さで採用するかもしれへんな。
最後に、いくつかの要因で、導入は少しゆっくりになるかもしれへんと思うわ。
まず、規制の障壁やな。ロボットが赤ちゃんを落としたらどっちが責任取るんや? ロボットが家を燃やしたら? 建設現場を誤って燃やしたら? こういうのは主に責任と資格の問題やな。この2つを解決できたら、一つの大きな障壁が取り除かれるわ。
次に、プロダクト・マーケット・フィットと価格のマーケット・フィットやな。つまり、ロボットの能力がコストを正当化できるくらい良くならなあかんってことや。コストがいくらであれ、それに見合う能力が必要やな。
さっきも言うたけど、基盤となるAIの方が採用しやすいんや。だって、俺らはもうデジタルなインターネットの世界に生きてるからな。
多くの会社が人型ロボットに賭けてる理由の一つは、俺らが住んでる世界のアフォーダンスがすでに人間に有利にできてるからや。おもちゃも、道具も、俺らが運転する車も、建物も、全部人間が使うように作られてるんや。
だから、同じ空間を占めて同じ仕事をするロボットを作るなら、人型にするのが理にかなってるわけや。タコ型のロボットや8本腕のロボットだって作れるけど、進化が俺らの形を作り上げてきたわけで、それはかなり効率的なんや。
確かに、ゼロから設計するなら、ちょっと違う形にするかもしれへんところもあるけど、それでも俺らはかなり機能的やで。ここまで、自分たちの手と足だけで世界を作ってこれたんやからな。
最後に、これは労働後の経済の必要性を加速させることになるやろうな。汎用人工知能が発明されても、それがデータセンターにしか存在しないっていうのとは話が違うんや。今のところ、AIモデルはそこにしか存在してへんし、広く展開されてもいないからな。
これからは、エッジデバイス、つまり家庭用コンピューター、スマートホームデバイス、スマートフォン、車なんかにもAIモデルが展開されていくやろう。でも、最も強力なAGIはデータセンターにおるはずや。だって、そこに一番計算能力があるからな。
同時に、人型ロボットにもかなり強力なプロセッサーを搭載できるから、さらに分散した知能が生まれることになるわ。汎用知能とまでは言えへんかもしれへんけど、クラウドに一部の認知機能をオフロードすることもできるやろうしな。
とにかく、これは間違いなく俺らの経済パラダイムをさらに混乱させることになるわ。正直、ブルーカラーや半熟練労働者の仕事は、誰も予想できへんくらい速く disruption されるかもしれへんな。
だって、一つのロボットができるようになったら、それを大量生産できるわけやからな。0から100万台のロボット労働者まで、1、2年で行けるかもしれへん。まあ、どれくらいの時間がかかるかによるけどな。
おそらく最初の年は1000台か1万台くらい、2年目は10万台、3年目には100万台みたいな感じで増えていくんやないかな。プロダクト・マーケット・フィットがあって、価格が正当化できるなら、かなり速いペースで増えていく可能性があるわ。
ほんじゃ、これで終わりや。みんなも俺と同じくらいロボットに興奮してくれてたら嬉しいわ。これ、めっちゃ早く起こるかもしれへんで。

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